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~企業活性化・新技術創造を担う異業種企業交流グループ～

　
　中小企業を取り巻く環境が年々厳しくなる平成４年の終わり頃、筑豊地域において製造・加工業を営む異業種企業８社が直方市に集まった。
　中小企業の生き残りをかけた異業種交流を実現するためである。

　既に福岡市や北九州市では、異業種交流が行われていたが、筑豊地域ではこれといった交流がなく、筑豊地域の企業が集まりやすい地元でのグループ結成を試みた。

　月に一度、メンバーの会社を順次訪問し、工場見学を行った。見学後は、持ち寄った弁当をつつきながらの情報交換を行うといった事を１年程度続けた。

　その後、お互いの業務内容を把握し、各社の力を総合すれば大手企業にも勝とも劣らぬ技術力が創生され、加えて中小企業の機敏性を生かせば、今まで以上の業務展開が期待できるという事から正式な会への組織化の気運が高まってきた。

　折りしも、当時、設立されたばかりの財団法人飯塚研究開発機構の支援を受け、平成６年４月、異業種企業交流会として正式に発足した。

　交流会の名称は、今後の活動に大きな影響を与えかねないと、発足式当日、参加者全員で慎重に討議した。当時、この異業種企業交流会に参加していたのが８社と言う事で、この８社の夢が大きく膨らむ様にとの願いを込めて “ 八 夢 会 ”に決定した。

　実際の活動の一つとして、毎月一度、例会を開催している。会員が企業のトップの方々であるため、集まりやすい時間帯の夕方５時から７時までを選び開催している。例会の場所は、原則として福岡県立飯塚研究開発センターである。全員での円卓を囲んだ討議が伯仲し、時間が延びることも度々である。


　平成１７年度は、飯塚市の新技術・新製品開発補助金、研究テーマ探索事業補助金を活用し、福祉用具の「歩行補助器」を製作し、「九州・国際テクノフェア」、「国際福祉機器展」、「ベンチャーフェアＪＰＮ」、「全国異業種交流フェア」にも出展し、好評を得た。
　今後とも「歩行補助器」の事業化を含めクリエイティブな活動を行っていく。